モーツァルト豆知識>モーツァルトに振られた女性はふたりいた
モーツァルトにふられた女性
モーツァルトが嫌いだった女性の一人は、
ヨーゼファ・バルバラ・アウエルンハンマー。
とても、太っていて、性格も悪かった。
彼女の事は、
「2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448 (375a) 」
のところで、モーツァルトに振られてしまった女性。
ヨーゼファ・バルバラ・アウエルンハンマーの事を書きました。
が、モーツァルトに振られてしまった女性は、
もうひとりいます。
それは、マリーア・アンナ・テークラ
別名ベーズレちゃんです。
彼女は、モーツァルトの父の娘で、従妹にあたります。
モーツァルトより2歳年下の彼女とは、
モーツァルトが21歳の時、母親と二人で行った
パリ旅行中に父の故郷アウクスブルクに立寄り、
しばらく滞在したことで仲良くなりました。
それからふたりは、何通も手紙を交わす仲になり、
いずれは、嫁に迎えに来てくれると、信じずっと待っていました。
その手紙の内容は、「ベーズレ書簡」として残っていますが、
すばらしく下品な内容です。
それ程の、仲だったともいえるのでしょう。
ところが、モーツァルトには、まったくその気がなかった。
かわいそうに、彼女は一生独身で過ごしたといいます。
しかし、彼女には法学者の男爵との間に私生児がいたとか。
モーツァルトも悪いけど、彼女もしたたかで、
どっちもどっちだったという事でしょうか。
「モーツァルトの手紙」を読めば、モーツァルトの作品が
作曲された時の事情や人間関係がわかります。
「モーツアルトの息子」が、内容があまりにもハレンチなので、
捨ててしまった部分もあるといわれます。
「モーツアルトの息子」という本もあります。