頭がよくなる音楽>本当に頭がよくなる?モーツァルト効果
モーツァルト効果
モーッアルトを聴くと頭が良くなる!といいます。
本当でしょうか?
では、モーツァルト効果という言葉をご存知でしょうか。
簡単に説明すると、モーツァルトを聴いて試験をしたら、点数があがった!
と言うことです。
この事について、昔、面白い実験がされたのです。
それは、モーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ ニ長調」K.448
と言う曲を学生たちに聞かせた後、試験をすると、どうなるか?
という、実験でした。
その結果、何も聴かなかった学生たちより、
モーツァルトの音楽を聴いた生徒たちの方が、点数が高かった。
というものです。
この実験で、モーツァルトを聴いてから、試験を受けた学生は、
知能指数が平均して8~9ポイント高くなったとあります。
これは、1993年カリフォルニア大学アーバイン校の心理学者
フランシス・ラウシャーたちの研究グループが
学術誌「ネイチャー」(1993年10月14日号)に発表した
「音楽と空間的課題の遂行成績」という論文の内容です。
さてあなたは、この論文の結果を信じますか?
この論文をめぐり、多くの学者たちが、独自の実験を繰り返し、
賛否両論の結論を出してきました。
そして、今日出た結果は、このように解釈できます。
つまりモーツァルト効果は、あるとも言い切れないし、ないとも言い切れない。
それは、聴く本人の状態による。
本人が、モーッアルトを聴くことによって、リラックスできれば、効果はある。
音楽を聴いて、リラックスできると、前頭葉が刺激され、
ドーパミンが分泌されますが、それにより、やる気が高まり、
集中力が増し、問題に対する気力と集中が充実して、
成績が上がるという成果がでます。
しかし、本人が、クラシックを聴いても、モーツァルトを聴いても
リラックスできなければ、効果はでません。
なので、聴く音楽は、モーツァルトに限らず、聴く本人の好みに左右される。
という事です。
もし本人が、シューベルトが好きならば、シューベルトのほうがよい。
という事もあるかもしれません。
大切なのは、脳の状態がどうなったかです。
つまり、その音楽を聴いて、α波が多く出れは、集中しやすくなります。
集中が高まれば、学習効果は、上がります。
α波が出ているときは、アイディアやひらめきが生まれるといいます。
α波が継続的に出ていると、意欲的になり、問題に取り組む姿勢も上がります。
その結果、試験の点数が伸びることは、十分考えられます。
それならば、ロックが好きならば、ロックでもいいのだろうか?
と、いう事も考えられます。
しかし、デジタルの音楽には、1/fのゆらぎは、存在しないのです。
したがって、ロックではα波は、でません。
頭が良くなる効果は、クラシック音楽ならではの効果だと思います。
関連サイト
■東大生や一流大学に通う学生は、
ピアノを習っていたという共通点があります。
さらに、ピアノを習っていた「頭のいい子」
にも、共通点があります。
これらの事から、「頭が良くなる!」具体的な方法を
こらのサイトで、ご紹介しています。
東大生の共通点から知る!頭が良くなる方法としつけ
■中学生以上、大人の頭がよくなる方法については、
こちらも、参考にしてください。
成功した人だけが知っている!本当に頭が良い人の共通点からさぐる!【10の頭が良くなる法則】
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脳に作用するグルタミン酸 (若返りホルモン)
<頭が良くなるモーツァルト効果>