体に効くクラシック>健康効果を高めるバッヘルベルのカノン
バッヘルベルのカノンは、1680年作曲パッヘルベルにより作曲されました。
「3つのバイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ」の中の一曲です。
このカノンは「D-A-Bm-F#m-G-D-Em/G-A」といった、和声進行が、
繰り返すことで、曲が成り立っています。
この和声進行は、大逆循環コードと呼ばれるものです。
同じコードの繰り返しが、心地よく、バロック時代からよく用いられた、和音進行です。
カノンは、俗に「輪唱」と言われるもので、最初に提示されたメルディーに数小節遅れて、
同じメロディーが追いかけるような形で、続いていく形式です。
例えば、「カエルのうたが~」「カエルのうたが~」と、歌って言っても、ハーモニー的に
不自然さが生まれない、進行コードを持った曲です。
又、この循環コードに基づく、ベースのコード進行も、
循環コードの心地よさの要素として、忘れてはなりません。
このコードは、「D-A-Bm-F#m-G-D-Em/G-A」ですから、
ベース進行は、レ→ラ→シ→ファ♯→ソ→レ→ソ→ラとなります。
こういうベース進行を通奏低音といいます。
この曲は、循環コード、通奏低音が、28回繰り返されます。
同じものが、何度も繰り返されると、単調になり、飽きてくるものなのですが、
この曲のすごいところは、、メロディーは、どんどん変奏され
一種の変奏曲になっているので、聴いている人を飽きさせない魅力があります。
バッヘルヘルのカノンは、この様に、同じメルディー、同じコード進行の繰り返すことで、
脳の記憶に残ることで、オルゴール療法の治療効果が出やすい一曲となっています。
同じコードがやメロディーが繰り返されることで、
音楽を聴いていないときでも、頭の中でなり続け、α波を出す効果が継続されるのです。
パッヘルベルは、1653年南ドイツにうまれました。オルガン奏者兼、牧師でした。
バロック時代の作曲家として、コラールやフーガなどを作曲していますが、
有名なのは、このカノンだけです。
しかし、バッヘンベルは、バッハが生まれる、一世紀前の作曲家なので、
彼の残した、オルガン曲やミサ曲は、のちのバッハに重要な影響を与えたことは、
間違いありません。
彼は、オルガン奏者として、たくさんのオルガン曲を作曲していたからです。
彼の残したコラールは、バッヘンベル洋式という、独自の手法を持っていました。
バッハ、それを参考に、新しい教会音楽を編み出していったのです。