体に効くクラシック>音楽療法CDは、効果があるのか?
オルゴールの音楽による、健康への効果は、
人の耳に聞こえない高周波数や低周波数による音の効果でした。
自然界の森が発する、川のせせらぎや、
小鳥のさえずりなども、この様な高周波数や低周波数の音が、
たくさん含まれています。
森林浴をすると、体に良いリラックス効果が生まれるのも、
この耳に聞こえない、周波数の効果があるからだといえます。
スイス製のオルゴールの周波数を調べてみると、
ディスク型オルゴールの場合、100KHzまでの高周波数が。
シリンダー制のオルゴールでも、50KHZくらいまでの高周波数が
出ていることがわかりました。
ちなみに、人の耳で聞き取れる周波数は、20Hz~20KHzです。
このことから、オルゴールの音楽を聴くと、α波という脳波が出て
リラックス出来るのは、ただ
オルゴールの音がきれいだからという、事だけではない事がわかります。
そのことを踏まえて、考えると、市販されている音楽CDは、
調べてみると、古いCDでは20kHz前後のカット、
現在ほとんどのCDでは22kHzぎりぎりまで音が出るようになっているそうですが、
ノイズの関係、経費設備などの関係上、
人間の耳に聞こえない周波数まで、録音する必要性は、あまりないので、
カットされて、録音されるようになっています。
なので残念ながら、CDに録音されている電子音のオルゴールの音では、
十分な効果が出ないことがわかります。
ならば、「モーッアルト療法」のCDはどうでしょうか?
モーツァルトの音楽は、大体が、3500~4200Hzの音が豊富に含まれています。
CDに録音可能な周波数は、20~2万Hzまので、十分な感じはします。
しかし、ピアノを弾く人は、ご存知かもしれませんが、
楽器には、倍音というものが、存在します。
弾いていない音も、弾いている音と一緒に響いて、完成形となるのです。
オーケストラの音楽は、この倍音効果を狙った作曲されています。
実際には、鳴らしていないけど、なっている音の存在です。
これらの音は、耳には聞こえない、高周波数だったりします。
CDには、録音できない音です。
ですから、モーツァルト効果を効果的にするには、やはり生の楽器の音を
コンサートなどに行って、聴くことが大切だと思います。
最近は、CDでいい音楽が、好きな時に聴けるので、
クラシックコンサートに行く人が減っています。
しかし、生演奏と、CDでは、この様な、大きな違いがあるのです。
ぜひ、コンサート会場へ足を運んでみてください。