音楽家の面白い話>ピアノが弾けず不便だったシェーンベルク
ピアノが弾けなかった作曲家について、
エピソードを書いています。
シェーンベルクは、現代音楽の作曲家です。
12音技法という無調音楽を確立。
現代音楽の完成に貢献した人物です。
しかし、その斬新さに聴衆はついていけず、クレームが出るほどでした。
演奏を聴いた聴衆が怒り出して、パニックになったといいます。
それは、ウィーンいられなくなるほどのものでした。
指揮者のシェルヘンなどが積極的に演奏し、
理解されるようになりましたが、
戦後、再評価されるまで、時間がかかり知名度が低い作曲家です。
そんなシェーンベルクもピアノが弾けなかったといいます。
それはなぜか?
彼の両親は、ユダヤ人で靴屋を営んでいました。
彼は、8歳よりヴァイオリンを習い始めましたが、
父親がなくなり、家計を助けるために、昼間は地方銀行に勤め、
夜学で音楽を勉強しました。
なので、ピアノはまったく習ったことがなく、
不便なことが多かったと、晩年述べています。
ところでシェーンベルクは、絵を描く才能もありました。
33歳で始めたころは、気晴らしだったようですが、
次第に、本格的なものになっていったようです。
<シェーンベルクを知る!!>