音楽家の面白い話>おすすめのモーツァルト・CMになった曲
ピアノと管弦楽のためのロンド二長調K.382
ここからは、筆者の独断と偏見による
モーツァルトの曲をご紹介したいと思います。
どんな効果があるとか、
そういうのは無視です。
単なる好みで、選んでみたいと思います。
まずは、ピアノと管弦楽のためのロンド二長調K.382
この曲は、昔、20年くらい前に
ハウスのカレーかシチューのコマーシャルで
取り上げられて、すごく好きになったのですが、
モーツアルトも大変好んで、
よく演奏していたらしい曲です。
モーツアルトは、1781年ごろから予約音楽会と言うのを開き、
毎回、新しく作曲したピアノ協奏曲を自作自演で
発表していました。
1782年3月3日に催されたこの音楽会で
1773年に作曲された
「ピアノ協奏曲第5番K.175」を演奏、
このとき終楽章をこの曲に代えて演奏しました。
聴衆の反応はよく、大成功だったようです。
その後、単独で演奏される事が多くなりました。
愛らしい主題と七つの変奏から出来ています。
最後に、テーマをモチーフとしたコーダがつきます。
ニ長調、4分の2拍子。ロンド風の変奏曲形式。
<ピアノと管弦楽のためのロンド二長調K.382>