モーツァルト豆知識>モーツァルトが本当に恋した女
モーツァルトの恋
1777年、モーツァルトは、もう一人の女性と出会っています。
アロイジア・ウェーバー
彼女は、後に妻になるコンスタンツェの姉にあたります。
アロイジアは大変美しく、歌の才能もあり
モーツァルトは惹かれていきました。
彼女のために、数曲、曲を書き、
歌手として、売り出す手助けをしています。
彼女と一緒になっていたら、モーツァルトの人生も
大きく変わっていたでしょうか?
しかし、当時無職だったモーツァルトに
アロイジアは興味を示さず、片思いに終わりました。
後に、モーツアルトが有名になったとき、
結婚しなかった事を彼女は、後悔していたともいいます。
ウェーバー家とモーツァルトは、
ウェーバー家が写譜家をしていたので
その関係で知り合ったと思われます。
写譜家とは、譜面を書く事を専門に仕事にしていた人です。
当時は、コピーもないので、演奏会があった時、
オーケストラの譜面から、パート譜をつくるのは、大変な仕事でした。
大編成のオーケストなら、パート譜は、たくさん必要です。
ましてや、作曲家が、自分でオーケストラのパート譜まで、
準備できませんから、代わりに書いてくれる人が、
必要だったのです。
ウェーバー家には4人の娘がおり、
アロイジアの上にもう一人、ソプラノ歌手の
長女のヨぜーファーがいました。
モーツァルトは、彼女の事は、嫌いだったようで、
下品だといっていました。
しかし、才能は評価して、魔笛の「夜の女王」の役を任せています。
母親が、器量が悪かったコンスタンツェをモーツァルトにうまく押し付けたと
言われています。
彼女たちの従弟には、作曲家のウェーバーがいます。